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クリスマスが近づくと、クリスマスツリーだけでなく家々の玄関やお店の扉などではクリスマスリースが飾られ、クリスマスには欠かせないアイテムの1つですよね。
季節が変わり、寒さが増すこの時期だからこそ、家の中も外も心温まるデコレーションで満たされるクリスマスは、特別な喜びを感じる瞬間です。
今回は、その象徴的なアイテムであるクリスマスリースに焦点を当て、由来やリースに込められた意味などを紹介していきます!
目次
・クリスマスリースの由来
・クリスマスリースを飾る理由
・クリスマスリースで使われている素材と色の意味
・まとめ
クリスマスリースの由来
リースの由来は色々諸説はありますが、リースはキリスト教から広まったのではなく、キリスト教が誕生する前の古代ローマ時代まで遡ると言われています。
実はクリスマスの定番アイテムとして使われるようになったのは19世紀の初め頃からと言われており、クリスマスの歴史としてはまだまだ歴史が浅いのです。
古代ローマ時代ではリースは結婚などお祝い事や大きな功績を残した勇者、古代オリンピックの勝者などに贈る特別なものとして使われていたのです。
当時からリースの素材に使われていた月桂樹やオリーブが多く使われていました。
そのためオリンピックの聖火ランナーがオリーブの冠をつける伝統は今でも続いています。
クリスマスリースを飾る理由
クリスマスリースを飾る理由は様々で、大きく分けると4つあるので1つずつ紹介していきます。
1つ目 魔除け
クリスマスリースで多く使われているヒイラギやモミは冬でも枯れることのない常緑樹で生命力の象徴とされてきました。また常緑樹自体に殺菌作用や抗菌作用があることから「悪いものから守ってくれるもの」といった意味が込められるようになりました。
2つ目 永遠の愛
リースの形はどれも輪っかの形をしています。なぜなら輪っかは始まりも終わりもない「永遠」の意味が込められています。この「永遠」とキリスト教の教えが融合し「永遠に続く神の愛」という願いが意味が込められるようになりました。
3つ目 豊作祈願
リースの装飾には松ぼっくりやりんご、ヒイラギの実などの豊作の物が飾られています。これらは「収穫」の意味が込められています
4つ目 新年の幸福
日本ではクリスマスが終わったらすぐにお正月に向けてリースを片付けてしまうことが多いですが、キリスト教圏では1月6日の公現祭(異邦人の前にキリストが現れたことを祝う日)まで出しておくのが一般的でリースには新年の幸福の意味も込められています。
クリスマスリースで使われている素材と色の意味
リースを飾る意味があると同時にリースに使われている素材や色にも意味が込められています。それぞれの意味を1つずつ紹介していきます!
◎緑色の素材
緑色 | 生命力、永遠の命 |
素材 | ヒイラギ、モミの木、マツ、ハーブなど |
トゲのあるヒイラギの葉はイエスが十字架にかけられた際にかぶっていたイバラの冠を連想させることから「キリストの受難」と言われています。
また近年ではハーブを使ったリースが癒し効果を与えることから人気になっています。
◎赤色の素材
赤色 | 神の愛、イエス・キリストが流した血 |
素材 | リボン、リンゴ、ヒイラギの実、赤バラなど |
固く結ばれているリボンには魔除けの意味が込められています。ヒイラギの実の赤色はイエス・キリストが国民のために流した血として伝えられており、「寛大さ」の意味を込めて使われることが多いです。
◎白色の素材
白色 | 純潔 |
素材 | オーナメントボール、コットン、白バラ、ライスフラワーなど |
白を入れることによって冬らしさを表現することができます。
白バラの花言葉には「純潔」「心からの尊敬」
ライスフラワーの花言葉には「豊かさ」「豊かな実り」
という花言葉が含まれていることからもリースの装飾にはぴったりですね
◎金色
金色 | 希望、高貴 |
素材 | ベルなど |
ベルの音には2つの意味があります。
「イエス・キリストの誕生を知らせた幸福の音」と「魔除けとしての音」の2種類の意味が込められています。
まとめ
古くから伝わる歴史や人々の想いや願いがたくさん詰まって作られているリース。
ぜひ、今年はあなたの家にもクリスマスリースを飾ってみてはいかがでしょうか?
街中に飾られているクリスマスリースに注目して見てみるのもいいかもしれませんね。
皆さんのクリスマスが素敵な日でありますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。