日本と全然違う!? ドイツのクリスマス文化を知ろう

12月の人気行事といえば、子供から大人まで楽しめる「クリスマス」ですよね。
街はキラキラとしたイルミネーションで彩られ、多くの人々が家族や友人、恋人など大切な人たちと過ごす季節です。クリスマスならではの雰囲気や飾り付けは、どれを見てもワクワクが止まりません。

今回は、日本とは一味違ったクリスマス文化が楽しめる、クリスマスマーケットの本場とも言われるドイツのクリスマス文化について詳しくご紹介します。

目次

・ドイツではクリスマスと呼ばない?
・アドヴェントと呼ばれる準備期間
・ドイツの子供達はプレゼントを2回もらえる!?
・クリスマスツリーはすぐに片付けない

ドイツではクリスマスと呼ばない?

実はドイツではクリスマスのことを「クリスマス」と言っても通じません!
そこで何個かクリスマスに関連するドイツ語をいくつか紹介していこうと思います

クリスマス→Weihnachtem(ヴァイナハテン)

メリークリスマス→Frohe Weihnachten(フローエ・ヴァイナハテン)

サンタクロース→Weihnachtsmann(ヴァイナハツマン)

モミの木→Tannenbaum(タンネンバォン)

クリスマスツリー→Weihnachtsbaum(ヴァイナハツバウム)

他にも色々な単語を調べてみると新たな発見が見つかって面白いかもしれませんね。

アドヴェントと呼ばれる準備期間

ドイツのクリスマスは12月25日の4週間前の日曜日からアドヴェントと呼ばれるクリスマスを祝うための準備期間があります。

この期間には、、、
アドヴェントカレンダーと呼ばれる1日1回その日の日付が書かれているところを開けるとお菓子やおもちゃが入っており、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむ。

アドベントクランツと呼ばれるアドヴェントが始まる週も含め、毎週日曜日にロウソクを灯してクリスマスを待つ

クリスマスマーケットに参加する
ドイツでは各地でクリスマスマーケットが開催されています。そこではドイツの伝統的な食事や飲み物、オーナメントの購入などを楽しむことができ、ドイツのクリスマスの大きなイベントです。ここ数年、日本でもクリスマスマーケットを開催する地域が増加しており、ドイツの雰囲気を味わうことができます。お近くのクリスマスマーケットに参加して楽しむのもいいですね。

以上のようにアドヴェントの期間は皆がクリスマス当日に向けて準備をし、ドイツ人にとって1年で1番大切なイベントでもあるクリスマスへの期待度をみんなであげているのです。

ドイツの子供達はプレゼントを2回もらえる!?

ドイツのクリスマス文化には12月6日12月25日にプレゼントがもらえる文化があります!

12月6日は「聖ニコラウスの日」とも呼ばれ、聖ニコラウスと呼ばれる聖人が子供たちにプレゼントを持ってきてくれます。
聖ニコラウスとは4世紀頃に実在した人物であり、様々な逸話を残した伝説の聖人でもあります。

子供達は5日の夜に靴下やブーツを用意して暖炉の前や枕の横などに置きます。1年間良い子にしていた子どもにはニコラウスからのプレゼントをもらえると代々語り継がれています。

1ヶ月に2回もプレゼントがもらえるなんて羨ましい限りですね!

クリスマスツリーはすぐに片付けない

日本ではクリスマスが終わったらすぐにツリーを片付けてしまいますが、ドイツでは1月6日までツリーを出しておく習慣があります。

1月6日は三王来朝の日といって、キリストの誕生を知った三人の賢者が星に導かれてやって、キリストを拝み贈り物をした日のことです。
カトリックの影響の強い地域では祝日になるところもあり、ドイツにとって重要な日でもあります。

またドイツでは作り物の木ではなく、本物のモミの木を買ってクリスマスツリーを楽しむ家庭も多いです。そのため使い終わったツリーは、大なり小なり6日に家の前に出しておくと各自治体が無料で回収してくれるそうです。

ツリーの回収が終わったら長かったクリスマスイベントも終了し新たな新年がスタートします。

まとめ

ここまでドイツのクリスマス文化について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
初めて知る文化や日本ではあまり馴染みのない文化に触れることでまた新たな世界が広がりますよね。

これからもクリスマスに関連する情報を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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